カレリア語映画 上映会(東京)のお知らせ
フィンランドとロシアにまたがる地、カレリア。
民族叙事詩『カレワラ』やロシア英雄叙事詩『ブィリーナ』の採取地、
あるいは豊かな口承文芸揺籃の地として民俗学者たちの興味をひいてきました。
この地で語られるカレリア語は、それぞれの地域で独特の方言を育んできたため、標準語が存在しません。
こうした中、カレリア語の地位や自らのカレリア民族性を主張する声が、若い世代を中心にあがってきています。
今回紹介する映画プロジェクトもその一つ。
カレリアの伝統的な通過儀礼が、時代を追ってどのように変化し現在に続いているかを、儀礼を取り仕切る女性たちに焦点をあてて描き出しています。
作中は挿入歌も含め全面的にカレリア語各方言が使用されています。
今秋より撮影が開始した最終作『ILMU』に先駆け、1作目『VENEH 小舟』、2作目『LINDU 小鳥』の日本語字幕上映会が開催されます。
東京会場以外の詳細は未定ですが、札幌での開催も目指し準備が行われています。
道フィン協会員をはじめ多くの皆さんに是非とも御覧になっていただきたいと希望します。
カレリア語映画『VENEH 小舟』『LINDU 小鳥』上映会
東京会場(2022年11月23日(水・祝)
詳細の情報 http://mikieli.starfree.jp/
(以上、上映会事務局の情報を基に、常務理事・渡邊政義が一部修正し掲載)