北海道フィンランド協会

北海道フィンランド協会

HOKKAIDON SUOMI-SEURA

― 協会の概要 ―

北海道フィンランド協会の概要

フィンランド語講座

フィンランド語講座

北海道フィンランド協会は、1976年10月に発足いたしました。

北欧の優れた福祉国家、北欧の優れたデザインや人々の暮らしなどに関心のある方々ばかりでなく、近年では地域興しの産業クラスター運動のモデルとして、さらには情報科学技術を中心に華々しい経済的な発展などフィンランドは国際社会で注目されており、北海道フィンランド協会には年齢を問わず様々な領域の方々が参加されております。

フィンランド語の定期的な講習会やフィンランドに関するさまざまなセミナー、講演会、会員への定期的なフィンランド情報の提供、会員間の交流、さらにフィンランドへの視察親善団の派遣、来道されるフィンランド人のためのホーム・ステイの斡旋などさまざまな活動をしております。

私どもは、今後さらに北海道とフィンランドの情報交換を密にし、一層の交流親善を図っていきたいと願っております。


設立

1976年10月


会員数(20231231日現在)

個人会員 347

法人会員 20団体、3地方協会(旭川、名寄、函館)、1支部(関東)


年間を通しての活動

  1. フィンランドセミナーの開催(経済、文化などのテーマを選んで年間3~5回開催)
  2. 「フィンランド料理講習会」の開催、クリスマス料理や家庭料理などなどを紹介
  3. フィンランド独立記念日(12月6日)の祝賀とクリスマスの集い
  4. フィンランド語講座:1977年以来2年間の中断を除き、毎年開設。入門・初級・中級・上級の4コース
  5. カンテレサークル:定期的に練習を行うとともに、随時発表会を行う
  6. クラブ・ノルディック:1999年結成、夏の登山・ノルディック・ウオーキング、冬のクロスカントリースキー
  7. ペサパッロクラブ:1985年の札幌ペサパッロ同好会結成以来、定期的に練習、地方遠征を行う
  8. 協会誌「AURORA]、ニュース「Huomenta Suomi」を毎年定期的に発行

― 協会の歴史 ―

2024年

1月

講演会・懇親会「フィンランドにおける有事への備え」講師:駐日フィンランド大使館 武官補佐のマキロヒルオマ・トゥーッカ氏(協会・HIECC主催)

2月

スノーシューイングの集い 大滝百畳敷洞窟(協会・ノルディックスポーツクラブ主催)

4月

フィンランド語講座(水本専務理事)入門コース 対面・Zoomによるハイブリッド授業開始

モルック練習会(市川一樹常任理事)

5月

2024年度総会・セミナー「モルック世界大会in函館の成功に向けて」

モルック練習会(市川一樹常任理事)

6月

モルック練習会(市川一樹常任理事)

7月

モルック練習会(市川一樹常任理事)

8月

モルック世界大会in函館 当協会代表2チーム参加

9月

モルック練習会(市川一樹常任理事)

10月

Pikkujouluカンテレコンサート(札幌カンテレクラブ)

第1回北海道フィンランド協会会長杯モルック大会

第3回北海道フィンランド協会フォトコンテスト(関東支部)

モルック練習会(市川一樹常任理事)

11月

モルック練習会(市川一樹常任理事)

カレリア地方の食文化ワークショップ・料理講習会(BIOSYS社・協会共催)

12月

フィンランド共和国独立記念日祝賀会・Xmasの集い

2023年

2月

フィンランド1日大学

4月

フィンランド語講座(水本専務理事)入門コース 対面・Zoomによるハイブリッド授業開始

モルック練習会(市川一樹常任理事)

5月

モルック練習会(市川一樹常任理事)

関東支部@表参道お茶会(関東支部)

6月

モルック練習会(市川一樹常任理事)

7月

モルック練習会(市川一樹常任理事)

ノルディックウォーキング(藤田隆明理事)

9月

モルック練習会(市川一樹常任理事)

ノルディックウォーキング(藤田隆明理事)

10月

モルック練習会(市川一樹常任理事)

フォトコンテスト(関東支部)

11月

モルック練習会(市川一樹常任理事)

講演会「ビジネスマンが見た『世界一幸せな国』フィンランドの30年」 講師:笠間聖司氏

独立記念日祝賀会

12月

FM北海道/AIR-G’「そと遊びRadio」出演(市川一樹常任理事)

pikkujouku(フィンランド語講座・関東支部)

フィンランド料理教室 講師:エミリア・ニュルヒラ氏

モルック練習会(市川一樹常任理事)

2022年

1月

FM北海道/AIR-G’「北川久仁子のbrilliant days×F」出演(市川一樹常任理事)

フィンランドヴィーガン料理教室&ヘルシンキトーク 講師:ネッタ・ホンギスト氏

3月

第2回Suomiお茶会 「Heikalan taikataide」(関東支部)

4月

フィンランド語講座(水本専務理事)入門コース 対面・Zoomによるハイブリッド授業開始

5月

ラハティ桜公園開園式(フィンランド テロ・サロマー氏)
北海道フィンランドウィーク ペッカ・オルパナ大使講演(共催)、カンテレ&トンコリ&創作ユカラ(佐藤美津子常務理事)、ヒンメリワークショップ(山本睦子常任理事)

7月

モルック練習会(市川一樹常任理事)

8月

モルック練習会(市川一樹常任理事)

9月

第13回ノルディックウォーキング in 旭川(旭川フィンランド協会共催)

10月

モルック練習会(市川一樹常任理事)

フィンランド語会話教室(旭川フィンランド協会、名寄フィンランド協会)

11月

フォトコンテスト(関東支部)

駐日フィンランド大使講演会 タンヤ・ヤースケライネン大使

講演会「フィンランドの気候変動対策」 講師:大杉周作氏

独立記念日祝賀会

12月

レバンガ北海道応援ツアー(フィンランド語講座)

2021年

3月

Suomiお茶会(関東支部)

7月

モルック練習会

北海道テレビ放送(HTB)「ハナタレナックス」出演(市川一樹常任理事)

10月

モルック練習会

STVテレビ「ジョシスタあいく的」出演(佐藤美津子常務理事、市川一樹常任理事)

オルパナ駐日大使来道

モルック体験会(関東支部)

11月

イベント「みんな大好き!マリメッコ」(山本睦子常任理事、伊藤千織理事)

フィンランド独立記念日祝賀会

12月

第5回北海道大学フィンランドディ(オンライン)共催

オウル フィンランド日本協会・ラップランド日本協会交流会(関東支部)

2020年

1月

セミナー:ポールストレッチング!~冬場の運動不足の解消!凝り固まった体を楽にします!~講師:藤田隆明常任理事

5月

フィンランド語講座(水本専務理事担当)Zoomによる遠隔授業開始

8月

埼玉フィンランド協会米竹理事長と意見交換(阿部副会長他)

9月

モルック体験会、ノルディック・ウォーク体験会

10月

モルック体験会

― 協会の事業 ―

フィンランド ・セミナーの開催

会員のフィンランドに対する理解を深めてもらうことを目的にフィンランド・セミナーを開催しています。年に数回行われ、政治経済、文化、スポーツなどその内容は多岐に渡っています。

日本ではフィンランドの現状について知る機会は限られており、セミナーはフィンランドのことをよく知る良い機会だと思います。振るってご参加下さい。

料理講習会

フィンランド料理講習会

フィンランド料理講習会

毎年、1~2回開催ですが、フィンランドの料理を紹介する料理講習会は、もう30年も続いている人気の会です。フィンランドの家庭料理やクリスマスの料理、お祝いのときの料理などを紹介しております。

各種ワークショップ・茶話会

フィンランドの伝統工芸ヒンメリ作りを体験するワークショップやフィンランドをテーマにした茶話会を開催しています。

会員交歓

全道に、個人や法人など300を越す会員がおり、会員同士の交流を深めるためいろいろな行事をしています。

フィンランド独立記念パーティー(12月)

フィンランド独立記念パーティ

フィンランド独立記念パーティ(札幌カンテレクラブの演奏)

12月6日はフィンランドの独立記念日です。独立記念日とクリスマスを祝うために毎年12月に独立記念パーティーを行っています。当日は多数の会員とフィンランドからのお客様を迎え、お互いの親睦を深めています。このパーティーは大勢の会員が集まりますので、会員になられた方は是非ご参加下さい。

おおたき国際スキーマラソン

歩くスキー

歩くスキー

フィンランドの冬のスポーツといえば、クロスカントリー(歩くスキー)です。当協会は毎年「おおたき国際スキーマラソン」(伊達市)を後援しております。皆さんも日頃の運動不足解消とフィンランドのスポーツに触れるために是非参加してみて下さい。

親善交流

親善交流

親善交流

北海道フィンランド協会では、フィンランド日本協会などフィンランド国内の様々な団体と交流活動を行っています。
来道フィンランド人との交流、ホームスティの受け入れなど

サークル活動

フィンランド特有の文化に親しんでもらうために、協会ではいくつかのサークル活動を行っています。

ペサパッロ

ペサパッロ

ペサパッロ

ペサパッロとはフィンランド式の野球のことです。当協会では1984年以来、ペサパッロの活動が始まりました。1992年と1996年にフィンランドで開かれた「ペサパッロ・ワールドカップ」には、北海道フィンランド協会が日本の代表チームを派遣しました。これからもみんなで楽しめるペサパッロの普及を進めていきたいと思います。

カンテレ

カンテレ

カンテレ

カンテレとはフィンランドの民族楽器で日本の琴のような弦楽器です。当協会では月2回、カンテレのレッスンをしております。フィンランド民謡を始めとして、色々な曲を楽しんでいます。最近は演奏を頼まれることもあり、人前で演奏する楽しみも加わっております。カンテレの魅力はその澄んだ音色にあります。カンテレに興味のある方はぜひサ-クルに参加下さい。

ノルディック・クラブ

ノルディック・ウォーキング

ノルディック・ウォーキング

1999年にクラブは発足しました。活動内容は夏はフィンランドから始まった「ノルディック・ウォーキング」や「山登り」、冬は「クロスカントリ-スキー(歩くスキー)」などのスポ-ツを楽しんでいます。ぜひ、皆さんも参加してご一緒に汗を流しませんか。

モルック

モルック

モルック

モルックはボーリングに似た棒倒しゲーム。チームで合わせて50点丁度になれば優勝という簡単なルールです。ただし50点を超えると、25点から再度行うことになるので加減が難しいですが、初めてでも気軽に参加できます。

― 協会の交流 ―

フィンランド・北海道間の国際交流

フィンランドと北海道との交流は、フィンランドの国教ル-テル福音派の宣教師の派遣を通じて戦前からあり、戦後も冬のスポーツを通じて行われてきました。しかしそれが本格化したのは1970年代初頭、当時の堂垣内北海道知事が提唱していた「北方圏交流」によって、フィンランドを含めた北方圏への関心が一挙に高まってからといえます。また1972年の札幌冬季オリンピックを契機に,フィンランド人にとっても「サッポロ」と「ホッカイドウ」がより身近なものとなりました。

北海道フィンランド協会が発足した1976年以降、協会はフィンランドと北海道の橋渡し、あるいは窓口として多くの活動を行ってきました。フィンランド人のホームステイ受け入れや当地でのさまざまなケア、福祉・博物館・音楽など多方面にわたる視察団の派遣等が例として挙げられます。

道内の市町村や民間団体とフィンランドとの交流は、北方圏交流の中でも最も盛んなもので、主な交流例を挙げると以下のようなものがあります。

  1. 自治体交流

    • 壮瞥町=ケミヤルビ市(ラップランド県)
      青少年交流を主軸として93年友好都市締結
    • 奈井江町=ハウスヤルビ町(オウル県)
      福祉交流を中心に94年友好都市締結
    • 端野町=オウルンサロ町(オウル県)
      92年友好協会を結成、以来活発な相互交流
  2. 自治体が関わる民間交流

    • 名寄市=ロバニエミ市(ラップランド県都)
      90年代から国際雪像コンクールへの選手相互派遣
    • 大滝村
      91年以来、スキーマラソン大会を通じて多くのフィンランド自治体と交流
    • 津別町
      96年以来、北部フィンランドを中心に毎年視察研修団を派遣
  3. 学術・研究交流

    • アイヌ民族博物館=サーミ博物館(イナリ郡、ラップランド県)
      84年以来姉妹博物館
    • 北海道東海大学(旭川・札幌)=ラップランド大学(ロバニエミ)
      97年以来学生の相互留学および、教育スタッフの交流
    • 道都大学(北広島)=ラップランド大学
      97年相互交流を締結
    • 札幌医科大学(札幌)
      1977年からヘルシンキ大学医学部との北方医学の交流が始まり、以来、フィンランドの他の大学医学部とも順次交流が行われている
    • 北海道教育大学
      90年代から、シベリウスアカデミーとの間で学生の相互留学
    • 北海道大学
      2004年よりオウル大学との学術交流が活発化
  4. 民間交流

    • 北海道フィンランド協会=フィンランド日本協会(ヘルシンキ)
      76年当協会が発足以来相互交流
    • 北海道フィンランド協会=ラップランド日本協会(ロバニエミ)
      86年日本協会が発足以来相互交流
    • 札幌西北ロータリークラブ=ヘルシンキ西北ロータリークラブ
      97年友好クラブ宣言に調印
    • 札幌青年会議所とヘルシンキ青年会議所
      1970年代から友好交流

いずれも、多かれ少なかれ北海道フィンランド協会、各支部、あるいは個人会員が、交流を後押ししていることは特筆すべき事柄かと思います。
新しい地域交流の芽生えとして、北海道経済連合会などが取り組んでいる「産業クラスター」を軸とした北部フィンランドとの交流が挙げられます。産官学一体となって資源活用等に取り組む「産業クラスター」の先進地であるオウル地域に学べと、北見市、釧路市なども積極的な学習交流を始めています。
1995年に在札幌フィンランド国名誉領事に就任した横山清氏(ラルズ社長)は、翌96年「フィンランド・インフォーメーション・センター」を札幌中心部(南2西2ラルズプラザ札幌店)に開設、フィンランドの一般的な紹介に留まらず、産業、製品、貿易等の紹介にもあたっています。
このようなさまざまな交流が、フィンランドをもっと身近なものに感じさせるエネルギー(新千歳-ヘルシンキ直行便運行の機運の高まりなど)に結びついてくれることが大いに期待されます。

本稿を書くに当たって、井口光雄「フィンランド、その高福祉を支える素顔」(北海道女子大学 北方圏生活福祉研究所年報 Vol.3 1997)を参考にしました。

年間を通しての活動

  1. フィンランドセミナーの開催(経済、文化などのテーマを選んで年間3~5回開催)
  2. 「フィンランド料理講習会」の開催、クリスマス料理や家庭料理などなどを紹介
  3. フィンランド独立記念日(12月6日)の祝賀とクリスマスの集い
  4. フィンランド語講座:1977年以来2年間の中断を除き、毎年開設。
    入門・初級の2コース、現在までの延べ受講者は370名を越える
  5. カンテレサークル:現在会員は15名、定期的に練習を行うとともに、随時発表会を行う
  6. クラブ・ノルディック:1999年結成、夏の登山・ノルディック・ウオーキング、冬のクロスカントリースキー
  7. ペサパッロクラブ:1985年の札幌ペサパッロ同好会結成以来、定期的に練習、地方遠征を行う
  8. 協会誌「AURORA]、ニュース「Huomenta Suomi」を毎年定期的に発行

― 協会の組織 ―

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