北海道フィンランド協会

北海道フィンランド協会

HOKKAIDON SUOMI-SEURA

フィンランド料理講習会が行われました

佐藤常務理事の司会で料理講習会開始

佐藤常務理事の司会で料理講習会開始

2017年2月19日札幌エルプラザで、フィンランド料理講習会(北海道フィンランド協会主催、公益社団法人北海道国際交流・協力センター共催)が行われました。

佐藤常務理事が司会を担当、田村常務理事と事務局の鈴木さんもお手伝い。
講師はフィンランドから北海道大学に留学中のシリヤ・イヤスさん、ネッタ・ホンギストさん、ミア・ティッロネンさんの3名です。

 

佐藤常務理事のカンテレ演奏

佐藤常務理事のカンテレ演奏

カレリアンピ-ラッカ

カレリアンピ-ラッカ

メニューはカレリアンピ-ラッカ(フィンランドカレリア地方のお米と牛乳を使った伝統料理)とサ-モンス-プ(フィンランド定番のス-プ)。

フィンランド料理講習会に参加してくださった縄野裕子さんから、手記が寄せられましたのでご紹介します。

フィンランド伝統料理講習会に参加して

講師の北大留学生シリアさん、ネッタさん、ミアさんにお会いし、調理室黒板に描かれたフィンランド国旗のエプロン姿のムーミン、ミー、ニョロニョロとフィン語メニューを見つけ、もう気分は「フィンランド」で講習会がスタートしました。
25人の参加者が各組5人ずつに分かれ、まずサーモンスープ用野菜を分量の水に入れ、ローレル、オールスパイス、乾燥デイール、粒白胡椒を加えました。粒胡椒は後になかなか存在感を発揮しました。半身の生鮭は皮目を上にオーヴンで焼くと、皮が綺麗に取れるのがちょっとしたコツでした。後は生クリーム1.5パック加えます。私達のグループはサーモンスープ調理に気を取られ、カレリアパイフィリングのミルク粥をかき混ぜ忘れた為、鍋底に少し焦げ付いてしまいましたが、シリアさんの機転で別の鍋に移し替え予備のお粥を加えて頂き、切り抜ける事が出来ました。
カレリアパイ生地は、講師のお手本を見ながら、ライ麦粉等を練り、5等分し、各自3個ずつマイカレリアパイ作りに取り掛かりました。カップで丸型にくり抜き、厚さ約3mmの楕円型に伸ばし、冷ましたミルク粥をすぐにパイ生地に載せるのが、ポイント。真ん中からつまみ始め成形するのがちょっと難しかったですが、皆真剣に取り組み、形には其々の個性が出てとても楽しい過程でした。オーヴンで焼き、卵バターペーストを載せ刻みパセリを飾りマイカレリアパイが完成!自分でも作れたなんて嬉しくて、びっくりする程の達成感でした!いよいよチームワーク力が結集されたお料理の試食タイムです!
サーモンスープは生デイールがしっかりアクセントになり、フィンランドの味そのもの、大好きなカレリアパイは、ちょっとスモーキーフレーヴァーで美味しく可愛い!この幸せな感激を忘れない内に私のレパートリーにしたいと思いました。
講師の留学生が「自国の伝統料理を一生懸命作っていた事に感動しました!」と口を揃えて何度も繰り返していた事が大変印象に残りました。留学生の方達も「幸せ、幸せ」と言いながら召し上がっていた事も伺い、お料理を通じ素晴らしいフィンランドと日本の心の交流の場となった事に、暖かい気持ちになりました。吟味された材料の購入等事前の準備して下さった方々に心から感謝申し上げます。
食後に佐藤理事の素晴らしいカンテレ演奏もあり、充実した講習会を有難うございました。次回も楽しみにしております。
Oli hauska ja kiitos kaikille!

縄野 裕子

ー 最近の記事 ー

2024.03.10

「アアルトとフィンランドデザイン」展が旭川市にて開催中

フィンランドが生んだ20世紀を代表する世界的な建築家、デザイナーであるアルヴァ・アアルト生誕125周年に因んで、「アアルトとフィンランドデザイン」-織田コレクションから-の展覧会(主催 旭川市教育委員会 主管 旭川家具工…